イークラウドってどんな投資？特徴や利用するメリット・注意点を紹介！

イークラウドは、株式投資によるクラウドファンディングです。

サービスが開始されて、まだ日が浅い投資サービスですが、早くも多くの方から注目を集めています。

今回は、イークラウドについて、そもそもどんなサービスなのか、利用するうえでのメリットや注意点は何なのかといった点に注目して紹介していきます。

クラウドファンディングは知ってるけど株式投資型クラウドファンディングって何なのか分からない、イークラウドを利用するのはどんなメリットがあるの、と気になっている方に有益な情報が得られるはずです。

そんなイークラウドのサービス内容やメリット、注意点を中心にみていきましょう。

そもそも株式投資型クラウドファンディングって？

クラウドファンディングといえば、対象の企業や組織、個人に寄付をすると、その見返りに特典などが得られます。

では、株式投資型クラウドファンディングとはどんなものなのかといえば、企業などの株式を購入することです。

株だったら、証券会社で買えばいいと思われるかもしれませんが、証券会社で買えるのは証券取引所で上場された株だけです。

証券取引所に上場されるには、ある程度の実績を持った企業であることが条件になります。

そのため、起業したばかり、あるいは起業して実績が浅い企業は上場できません。

そういった生まれたての企業に対して株式を購入することで支援するのが株式投資型クラウドファンディングなのです。

このようにイークラウドは、これから大きく成長するかもしれないベンチャー企業などの株式を購入できるサービスといえるでしょう。

イークラウドってどんな会社？

イークラウドは、2018年に設立された新しい企業です。

あまり知名度はありませんが、XTech株式会社（大手ポータルサイトとして知られるエキサイトの親会社）、Fintertech株式会社（クレディセゾンと資本関係がある会社）、そして大手証券会社の大和証券グループ本社とも関係があります。

そのため、決してイークラウド自体が新規のやや信用の置けない企業ではなく、大和証券やクレディセゾンといった有名企業の関連会社として十分な信用があるといえるでしょう。

もちろんイークラウド自体も資本金約7億円を用意し、金融、IT、そしてVC（ベンチャーキャピタル）といった分野で実績を積んでおり、今回紹介するクラウドファンディングサービスも、その経験やノウハウを生かしたものになっています。

イークラウドのサービス内容やメリットって？

会社としてのイークラウドを紹介したところで、イークラウドのサービス内容やメリットもみていきましょう。

イークラウドは、クラウドファンディング感覚でベンチャー企業に投資できるサービスです。

そして、少額で、未知の企業とのつながりを持て、情報も気軽に入手できるといった3つの特徴を持っています。

新しい企業への投資というと最低でも100万円以上、高額なものでは億単位のお金が必要です。

実際、新しい会社への投資行為であるエンジェル投資には平均投資額は500万円以上というデータがあり、個人では金額が大きすぎて困難なものでした。

しかし、イークラウドに登録することで10万円程度からエンジェル投資家として活躍できます。

新しい企業への投資というと、特殊な世界、あるいは業界内で行われているイメージで、一般の方が利用できるものではありませんでした。

よほどのコネが無いと、そもそもそう言った起業家に出会うことはなかったのです。

しかし、イークラウドを利用すれば気軽にそういった起業家を知り、投資先が見つけられます。

最後が情報です。

従来のエンジェル投資は、自らの情報網を使って新しい会社の情報を入手するのが当たり前でした。

それに、よほどの信用がないと起業家自身も事業報告を受けることは難しかったのが現実です。

イークラウドではそう言った情報も気軽に入手でき、財務情報や指数、起業家の熱意、市場規模といったプロの投資家が投資する目安を自宅にいながら知ることができます。

このように、従来は難しかったエンジェル投資が一般の個人でも気軽に行えるのがイークラウドといえるでしょう。

ちなみに投資を行った分は、「投資時」と「株式売却時」のそれぞれで税制優遇措置を受けられ、節税対策にもなります。

注意したいイークラウドのポイントとは？

イークラウドは、気軽にエンジェル投資家になれるサービスですが、リスク、限度額の小ささ、イグジット実績がないという点で注意が必要です。

まず、ベンチャー企業は大手企業と異なり倒産するリスクが多いことです。

ベンチャー企業の語源は冒険という意味で、それは無謀な挑戦ともいえるような事業を指すことも少なくありません。

成功をすれば巨万の富が入りますが、そうでないことも多くあり、リスクがある点に注意しましょう。

投資額も制限があります。

あくまで少額での投資になるので、最大50万円までしか投資できません。

明らかに有望企業なのに少額しか投資できないこともあるので注意しましょう。

イグジットとは、ベンチャー企業の上場や大手企業からの買収などが主な意味で、巨額の資金が外部から入ってきた状態です。

イークラウドで募集している企業は、まだそういった実績を持った企業が誕生していません。

サービスが始まったばかりなので、仕方がない点はありますが、そう言った事実があることも知っておきましょう。

まとめ

イークラウドは、大和証券やクレディセゾンといった大手企業が出資するサービスで、少額からエンジェル投資家になれるのが特徴です。

従来は一部の資産家しか参加できなかったエンジェル投資に、一般人でも気軽に参加できるようになった画期的なサービスですが、リスクも大きく、投資額にも制限がある点に注意しましょう。

それでも、今まで一部の資産家が行うだけだったエンジェル投資へ、個人でも少額参加できるのは魅力です。1